雨模様の日、近所を散歩していたら、二人の
女の子に会いました。
二人の傘が似ている。
一ヶ所だけ透明になっている。「 なるほど、これは
いいな 」と思いました。
必要にせまられて取り入れたことが、新しさを生み
結果としてデザインになる。髪も洋服も建物も車も
あらゆるものが、、、、、。
いいですね。
そのうち雨も止み、二人は、泥ダンゴつくりを始めました。
そこへ男の子が一人やってきて仲間に入りました。
女の子の一人が「 袖が下がってくるから、下がらないように
してくれる?」「 ヘラが欲しいから探してきて 」 等々、男の子に
対して、次から次に指示をだしています。
男の子は気軽に「 うん、いいよ 」 と応えています。
これが続くと、この男の子は、指示を出す女の子を徐々に
「 好きだ 」 と感じるようになっていくらしいのです。
好きな人ができたら、何か(モノを)あげたり、何か(コトを)して
あげたりするのではなくて、こちらに何かをしてくれるように
すると徐々にその気になってゆく可能性が高いらしいのです。
この女の子たちは、誰に教わったのでもなく、こんなことを
分かっているのかなぁなどと考えながら聞いていました。
飛田