2016年11月7日月曜日

「 形と色の関係 その弐 」




 女の人は「 色 」を先に話す。男の人は「 形 」を先に話す。

 よく次のような相談を受けます。

 「来週、友人のお祝いの席に出席するのですけど、髪の

セットをお願いできますか?」

と、、、、、、、。たいてい

 「どのような服装でお出かけするか、決まっていますか?」

と聞き返します。

 すると、大方の女の人は、「 淡いピンクの、、、とか、濃い

ブルーの、、、、、」 とか、色の方を先に伝えてきます。

 男の人は「 スーツとか、和服とか 」 形を伝えてくることがほ

とんどだと思います。そもそもお祝いの席などでの男の人と

いうものは、無色、黒。と決まっているのかもしれません。そ

れにわざわざ美容室で髪をセットして出かける方は稀だと思

います。

 もう一度、話を戻して、なぜ、女の人は「色」という情報を先

に伝えようとするのか?

というのが、僕の中に湧いてきた疑問です。

 そこで考えついたことは、女の人が「心模様」を表すのには、

形よりも「色」の方が大切なのではないか!! ということです。

「色」は「形」 と同じくらい、時によっては、形よりも豊かな「表現

力」を発揮することが、ままあると思います。

 そこで、ご相談された女の方の出かける時の気分を、その

「色」で察して、それを髪型にする。

というのが、僕の仕事かなと思っております。

 もう一つ、違う角度からの色のお話。

 下の写真は僕が使っているグラスを二つ並べたときに気付いた

のですが、京都で求めたものは。やや黄味がかって見え、バカラ

村で手に入れた方は、青味がかって見えるのでした。

これは、偶然かもしれませんが、髪の毛に元々ある色素が普通の

日本人は黄色、オクシデンタルの方々は青色のことが多いと言って

差支えないと思います。 

 そんなところから、本当に自分に似合う色(顔色が良く見える色)、

色味というものを探し出せたら楽しいですね。

    

        oriental                  occidental
       黄色/ gold       青色/silver    
          










        


         京都       Baccarat 村




飛田