2016年9月28日水曜日

「 杉本博司  ロスト・ヒューマン  Hiroshi SugimotoLost Human Genetic Archive 」


  




















東京都写真美術館が、2016年9月3日にリニューアル・オ

ープンし、総合開館20周年を記念した展覧会を観てきま

した。

細かい説明は省きますが 「 杉本博司 」 という名前、「 ロ

スト・ヒューマン」 という言葉にご興味を感じる方には

面白い展覧会だと思います。

 一つだけ感じたことを申し上げますと、杉本氏の

写真の中で「稲妻」の写真を見たときに、「ああ、龍とい

うのはカミナリのことだったのかな、、、、、、」と思ったこ

とです。

 下の写真は、今回の展示会の図録より拝借致しました。
 












最近読んだ、大野晋氏の著書「日本語の起源 新版」の

P192 五~六行目に、次のようなことが書いてありました。
 
 『 kami ( 本文は i の上の点が二つ )にあてる 「 神 」 の

字源を調べてみると、それに含まれている「申」は雷電を

指す象形文字から出たものである。つまり「神」は本来、

雷電である。』

と。

 
古の人々が神と観、龍と観た雷電を、杉本氏が今ここに

写し取ったのでしょう。

 

 帰りには、” NADiFF ” で、図録を購入し、三越の地下に

ある ” 目黒五十番 ” で、肉まん、あんまんを買って帰途に

つきました。



飛田