今年も、合歓木(ねむのき)の花が
ほころび始めました。夕方、日の暮れる頃に
葉がぴったりと重なり合い、しなだれるさまが
眠っているように感じられるところから、この
名がついたらしいのです。その重なり合った
葉は、翌朝には、また開きます。
さて、綻びはじめた、お花のことですが
咲き方が亦、面白いのです。四つか五つぐら
いずつ、あちら、こちらと打ち上げ花火のように
(花の姿も丁度、花火のようですね)「ぽっ」
「ぽっ」と咲くのです。
蕾の数をざっと数えてみましたら、二百は
軽く、超えていました。暫く楽しむことが
できそうです。
そうして、お花が終わった後は「そら豆」の
ような種ができます。これを翌年の春に
蒔くと、八割以上の確率で芽が出ます。
(鉢植えの場合)
ご興味のある方は、挑戦してみて下さい。