1980年代の初め、美容師になったばかりの頃、
こんな小論に出会いました。
「衣服が違えば身体つきの好し悪しがちっがてく る。
髪が違えば顔の恰好の好し悪しが違ってえくる。
色の好みが異なれば皮膚の好し悪しが変わってくる。
そして流行るものは何でも好く見え流行らぬものはおかしくなる。
して見れば美人なぞというものも、実は株の上り下りだ。」
1921年(大正10年)幸田露伴54歳の時の作品「美人論」の一部です。
これは自分の仕事にとってすごく大切なことだと感じました。
以来このことを心に刻み、美容という仕事と向き合ってきました。
そして、これからも。
この場をかりてそんなことを綴っていきたいと思ってます。
飛田