を歩いていました。
とある BAR の前を通りかかると、
窓越しに長いカウンター、その先の壁に
張ってあるポスターが、ナントナク気になり、
立ち止まって観てみました。
それは、モノクロの写真で、少し体格のいい
女性が、BAR のカウンター ( 本物の店の
カウンターと、この写真のカウンターが
繋がってるように見えました。) に空洞な視線を
漂わせて座っている。手元には汗をかいた
女性が、BAR のカウンター ( 本物の店の
カウンターと、この写真のカウンターが
繋がってるように見えました。) に空洞な視線を
漂わせて座っている。手元には汗をかいた
グラスが、一度口をつけただけで、
忘れられたようにおいてあります。
忘れられたようにおいてあります。
僕は、ナゼ、この写真に、
こんなに引きつけられるのだろう!?
こんなに引きつけられるのだろう!?
などと考えながら、我が手はすでにお店の
door を開けていました。
door を開けていました。
「こんにちは、突然すみませんが、そこの壁に
張ってあるポスターは、どなたが撮ったのか
分かりますか?」
張ってあるポスターは、どなたが撮ったのか
分かりますか?」
と聞いてみました。答えは、残念ながら
「I don't understand......」
むむむ、無念であるが、それ以上調べようも
なく、諦めて、そのまま、ほとんど忘れて
いました。
それから幾星霜。
ある日、ぶらりと神保町を歩いていると
ふと目に入った本が僕の目 ( まなこ ) を
釘付けにしました。
それは、あの時 ( キラー通りの BAR の壁に
張ってあったポスター ) の写真が小さくなって
単行本を装幀していたのです。
「 これ、これです!!」
間違いなく、あの時の記憶とピッタリ
重なりました。
もちろん、迷わず、すぐに購入。
早速、ページをめくって見ました。
photographer は、藤原新也氏でした。
なるほど.........。
写真と記憶の邂逅。
本の中味も中々、興味深いものでした。
飛田
「I don't understand......」
むむむ、無念であるが、それ以上調べようも
なく、諦めて、そのまま、ほとんど忘れて
いました。
それから幾星霜。
ある日、ぶらりと神保町を歩いていると
ふと目に入った本が僕の目 ( まなこ ) を
釘付けにしました。
それは、あの時 ( キラー通りの BAR の壁に
張ってあったポスター ) の写真が小さくなって
単行本を装幀していたのです。
「 これ、これです!!」
間違いなく、あの時の記憶とピッタリ
重なりました。
もちろん、迷わず、すぐに購入。
早速、ページをめくって見ました。
photographer は、藤原新也氏でした。
なるほど.........。
写真と記憶の邂逅。
本の中味も中々、興味深いものでした。
飛田