「 若さと権力の境界線 」
先日の電車の中で、僕の目の前に、二人の男性の後頭部。
六十代と二十代、、、、、くらい。
お二方の髪型を見比べていたら、ある所に「線」が浮かんで
見えてきました。そして、その線を境に対象的であることに気
付いたのです。成程、これが「ナミヘイライン」か。
どこかで、どなたかが、仰っていたような気がします。
つまり、六十代の方は、自然現象で、テッペンの髪が無くなり、
周りの髪だけが残っている。
一方、二十代の方は、テッペンの髪を長く残して、周りの髪を、
カリアゲにして無くしているのです。
これを最も激しい形にすると「 Punk 」 の 「 モヒカン刈 」になると
思います。
この髪型は、権力、体制への批判、皮肉、反抗の象徴として、
これ以上のモノは無いと思います。
なぜなら、この六十代の方のように、権力を手に入れた頃
にはもうテッペンの髪が無くなってしまうからです。
つまり、権力者たちにはできないコトなのです。
何故こうなるのか?
多分、これは、ぼくの想像なのですが。
ナミヘイラインとは、ホルモンの境界線ではないか?
つまり、ラインより上が女性ホルモン、下が男性ホルモンの影響
で、年齢と共に変化してゆく、と、、、、、、。
文 / 飛田、イラスト / 羽賀