2016年9月17日土曜日

「 若さと権力の境界線 」


 先日の電車の中で、僕の目の前に、二人の男性の後頭部。

 六十代と二十代、、、、、くらい。

 お二方の髪型を見比べていたら、ある所に「線」が浮かんで

見えてきました。そして、その線を境に対象的であることに気

付いたのです。成程、これが「ナミヘイライン」か。

どこかで、どなたかが、仰っていたような気がします。

 




































つまり、六十代の方は、自然現象で、テッペンの髪が無くなり、

周りの髪だけが残っている。

 一方、二十代の方は、テッペンの髪を長く残して、周りの髪を、

カリアゲにして無くしているのです。

これを最も激しい形にすると「 Punk 」 の 「 モヒカン刈 」になると

思います。




















この髪型は、権力、体制への批判、皮肉、反抗の象徴として、

これ以上のモノは無いと思います。

 なぜなら、この六十代の方のように、権力を手に入れた頃

にはもうテッペンの髪が無くなってしまうからです。

 つまり、権力者たちにはできないコトなのです。

 何故こうなるのか?

 多分、これは、ぼくの想像なのですが。

 ナミヘイラインとは、ホルモンの境界線ではないか?

 つまり、ラインより上が女性ホルモン、下が男性ホルモンの影響

で、年齢と共に変化してゆく、と、、、、、、。



文 / 飛田、イラスト / 羽賀