東京都写真美術館が、2016年9月3日にリニューアル・オ
ープンし、総合開館20周年を記念した展覧会を観てきま
した。
細かい説明は省きますが 「 杉本博司 」 という名前、「 ロ
スト・ヒューマン」 という言葉にご興味を感じる方には
面白い展覧会だと思います。
一つだけ感じたことを申し上げますと、杉本氏の
写真の中で「稲妻」の写真を見たときに、「ああ、龍とい
うのはカミナリのことだったのかな、、、、、、」と思ったこ
とです。
下の写真は、今回の展示会の図録より拝借致しました。
最近読んだ、大野晋氏の著書「日本語の起源 新版」の
P192 五~六行目に、次のようなことが書いてありました。
『 kami ( 本文は i の上の点が二つ )にあてる 「 神 」 の
字源を調べてみると、それに含まれている「申」は雷電を
指す象形文字から出たものである。つまり「神」は本来、
雷電である。』
と。
古の人々が神と観、龍と観た雷電を、杉本氏が今ここに
写し取ったのでしょう。
帰りには、” NADiFF ” で、図録を購入し、三越の地下に
ある ” 目黒五十番 ” で、肉まん、あんまんを買って帰途に
つきました。
飛田