「尾頭付き」の意味を知りました。
今まではてっきり 「御頭付き」 だとばっかり思っていました。
イヤハヤナントモオモイコミトイウモノハオソロシイ、、、
初めから終わりまで(頭から尾)まっとうする。ということで、おめで
たい、縁起が良い。ということらしいです。
(墨絵のお魚が「かます」であることに、特別の意味はありません)
左に頭をおく意味は、
古く日本では、左が右より尊いとされた。
ヒ(日)イダ(出)リ(方向)の意で、日の出る方向を表すか。
左大臣は右大臣より上位。
舞台に立って左は上手(客席から見たら右)、右は下手(客席から
見たら左)。
中国、インド、ヨーロッパ語では、ひだりを劣る方に使うものがある。
「古事記」に
「次に投げ棄つる左の御手の手纏(たまき)に成れる神の名は、
奥疎(おきざかるの)神。・・・・・・・次に投げ棄つる右の御手の手纏に
成れる神の名は辺疎(へざかるの)神」
「古典基礎語辞典」 大野晋編より。
ここに、左は奥、右は辺とあります。
尾頭付きの魚は頭に近い方から尾の方へ順に食べ進むのが
マナー。
その方が単に食べ易いから、、、、、。
等々、様々です。
こういう理屈も中々面白いものですが、もっと嬉しいのは、美味しい
コト。この「カマス」開いて、天ぷらで食べたら見事でした。
飛田