行って来ました。
中村征夫氏の写真展 「 永遠の海 」
エレヴェーターを八階で降り、会場に入るとやや薄暗い照明の中で氏の
作品が色鮮やかに輝いていました。
入り口付近の作品は、パラオやジープ島で撮影、とありました。
魚を正面から捉えた構図が迫力満点。
なのに表情が微笑ましく見える。
いい写真だなぁと思いました。
その先へ行ったところで、movie の画面があって、
「 これは “ しんかい 6500 ” に乗って 1313m の深海へ潜ったときの船の中の
映像です 」
とそれを観ている人々に説明をしている方がいました。
中村氏ご本人でした。
「 ・・・・ん、船の中は狭かった・・・・・ 」
と満面の笑みで話してくれました。
優しさとユーモアのある方だなと思いました。
作品のコメントにもそのセンスが垣間見れるとおもいます。
「 コブシメ 」のところではこんな感じです。
『 プカーッと浮きホバリングしている様は、どう見ても未確認飛行物体とし
か思えない 』
「 モンツキカエルウオ 」のところは
『 顔の大きさは1cmほどと小さいが、迫力に満ちた表情はなかなかのもの。
しかし臆病な性格で、すぐに穴の中へと潜り込む。ぶさかわ人気も急上昇 』
等々。
クレナイニセスズメという魚の「 赤紫色 」がとても印象的でした。
海の美しさ、愛おしさ、大切さ、を改めて学び、生命の逞しさに圧倒され、
中村征夫の世界を満喫して、会場から出ました。
するとそこには、笑顔の中村氏が待っていました。
と言っても、僕のことを特別に待っていたわけではありません。
写真集を買った人にサインをして下さる、ということらしいのです。
もう迷わず、むんずと写真集をつかみ、ご本人の前に差出
「 サインをお願いします 」
と言ったら、隣にいらした方に
「 あちらで、先にお会計を、お願いします 」
と言われました。
トホホ、またやってしまいました。先走り・・・・・・。
それでも、無事にサインを頂くことはできました。( D.D に置いてあります
ので、是非ご覧になって下さい )
タコのイラストのおまけ付き。
握手までしていただきました。
以前にこの本を読んで、写真を観てから、中村征夫という人の作品に惹か
れていました。
この中で氏は次のように述べていました。
『 人間は、自然なくして生きられない動物なのだということを、われわ
れは忘れてはならない。自然界の生物たちと共にこの地球上で生きてい
かなければならないのだ 』
と。
となりでは、「 おさるのジョージ展 」をやっていました。
絵本作家レイ夫妻の原画を観ることができました。
筆のタッチの柔らかさ、スピード感がとてもいいと思いました。
ひとつのことを続けている人って、素敵だなぁとつくづく思いました。
いやぁ~面白かったです。
〇ひ。
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